C57(MA) 動輪を外してみた 2-1(分解編)
シリーズものは内容が少し違っても、枝番「1」のところに分類してあります。
C57(MA A9902)です。
前回の記事で、カトー製のトラクションゴムに交換したことを書きました。
その際に動輪の外し方について軽く触れましたが、蒸気機関車の動輪の外し方は特殊なので、忘れないために、もう一度、記しておきたいと思います。
一番上の写真は、その際に撮ったものです。
ホコリだらけだったので、キレイにして撮りなおしました(笑)。
フォルムが、より鮮明に見える気がします。
では分解していきましょう。
裏返すと、動輪全てを覆っているカバーが付いています。
二本のネジで留まっているので、それを両方とも外します。
動輪はそれぞれ独立していないので、真ん中の動輪を引き出すようにすると、全てが引き出せます。
「どうやって留まってるんだろう?」
何せ初めての作業です。
「これ、戻せるんだろか?」
期待より不安が先に頭をよぎります。
手で回してみると回りはするけれど、どうやって外れるのか、見当もつきません。
手探りで進めていくと、何とか道が開けました。
真ん中の動輪を留めている留め具を、ちょっと上に引っ張ったら真ん中のシャフトが外れてしまったのです(笑)。
横一本のシャフトで三つが繋がっているかと思ったら、真ん中だけ繋がっていなかったんですね。
「でも残りの二つはどうやって留まってるんだろう?」
何となく留め具で留まっていることは分かりますが、引っ張ってもなかなか外れません。
「壊さないように、壊さないように・・・」
細いマイナスドライバーをシャフトと留め具の間に差し込み、細心の注意を払って、力を入れます。
「お、取れた・・・」
ついに留め具が外れました。
ホント、ちっちゃな部品です。
いやぁ、本当に細かくて精密です。
よくこんな製品、作れたなぁ!!
この後、トラクションゴムを付け元に戻すのですが、
そこにも一つ気を付けることがありました。
2-2に続く。