VSE モーター交換(M-9⇒D-2) 4-2(ピニオン抜きでフライホイール抜き)
シリーズものは内容が少し違っても、枝番「1」のところに分類してあります。
VSEのモーター交換 4-2 です。
早速、作業に入りましよう。
手前が M-9モーター(Tomix製)、奥がD-2(imon製)モーターです。
まず、フライホイールを外そうと思ったのですが、すぐに問題が発生しました(笑)。
中間ジョイントを差し込む「受け」の部分(黒い部品)が、抜けないのです。
先人の方々のブログでは、ここで苦労している記事は見当たりませんでした。
「ペンチ等で引き抜きましょう」
と書かれていることが多かったので、そのようにした結果が上の画像です。
外からやっても、中にペンチを差し込んでも取ることが出来ませんでした。
「ダメだ、「受け」を壊したら元も子もない。付いたままで何とかならないだろうか?」
と、そのまま作業を続けることにしました。
私が買ったピニオン抜きには、いろいろな太さに対応できるよう、ジョイント部分が三つあります。
ピニオン抜き本体に合うジョイントを差し込んで、根元を六角レンチで固定。
キチンと付け終えると、こんな感じになります。
しかし、ここで第二の問題発生・・・。
ジョイントを、「受け」が付いたままのフライホイールに差し込んでみます。
しかし奥まで入れても、モーターの芯棒まで届かないのです。
「受け」が邪魔をしているため、ジョイントの長さが足りないのです。
このまま作業を続けると、「受け」が圧迫され変形してしまう可能性がとても高い。
そうなると、中間ジョイントが入らなくなる可能性まで出てきてしまいます。
「何とか、ならんかのう・・・」
ほんの少し、長さにして1.0㎝弱長ければいい。
「代用品で、根元から長いモノを挿せてもいいんだよな」
明確な答えの出ないまま、近くのDIYに行き、相談しました。
そして、いいアドバイスを頂いたのです。
そう、ピアノ線を使うことにしたのです。
ステンレスなので、強度もあります。
ただ、一つだけ問題点がありました。
1.0Φのピアノ線だと、このようにスカスカ。
太さが全く合いません(笑)。
「これを固定するいい案が浮かばないなぁ・・・」
試しにレンチを締めてみると、なんと、締まるではありませんかっ!
しかし真ん中に刺さっているわけではないので、回す度に少し左右にブレてしまいます。
「ちょっと不安だけど・・・、やってみよう」
と回していくと、なんとフライホイールが少しずつ外れてくるではありませんかっ!
ただし左右にブレているので、急いでやると途中で折れてしまう可能性があります。
慎重に慎重を重ね、回すこと数分・・・。
ついに外れましたっ!
「やったぁっ!」
と喜んだのもつかの間、またまた問題発生っ!
今度はピアノ線が抜けません。
ピッタリと嵌ってしまったようです。
二つのペンチを使い、片方でピアノ線、片方でフライホイールをつかみます。
そして格闘すること数分、やっと外れました・・・。
ブレたまま作業したのでピアノ線が少し曲がっていますが、ペンチで修正を加え、反対側も取り外していきます。
「よかったよぉ、取れたべよぉ~」
手のひらでフライホイールを転がしながら、うれし涙を流しそうになった夜でした。
4-3 では、いよいよフライホイールを付け替えます。
4-2 (ピニオン抜きでフライホイール抜き)⇐いまココ