EF65 メンテ 2-1 スプリングあれこれ
シリーズものは内容が少し違っても、枝番「1」のところに分類してあります。
EF65は本当に昔からある製品ですよね。
今はフライホイールが主流ですが、これはそのずーと前のモデル。
モーター軸にスプリングが直接付けられている、ホンマものの旧製品です(笑)。
まずは分解から。
とにかく重たい。
それもそのはず、モーターを入れる下回り全体が金属で出来ていて、重しの役目も兼用しているのです。
それに集電板もありません。
金属なので台車からの電気も受け止め、全体が集電板ともなる、一台三役のような下回りです。
これも先人の知恵ですね。
あっぱれ、です。
モーター軸に直接付けられたスプリングが、そのまま台車のギアに繋がります。
スプリングの中が少し黒くなっていますよ。
はい、ゴミです。
キレイに取り除きましょう。
画面の下に写っている黒い部品は、モーターからのスプリングを受け止める留め具。
この中にスプリングを入れて固定します。
下回りに戻す際、気を付けなければならない点があります。
スプリングの留め具の端に小さなポッチが付いており、それが下回りにハマるようになっています。
なのですが、なぜか、三つも穴が開いています。
他のモデルでも兼用の下回りだったのかもしれません。
一番外側だとスカートに台車が当たってしまうし、一番内側だと中央の台車に当たってしまいます。
EF65 の場合は、真ん中の穴に入れるのが良いようです。
この後、モーターを掃除し、『はい、終わり』のはずだったのですが・・・