テープLED 半端に切れた部分を再利用 2-1
室内灯につけるのに、とても便利なテープLED。
300連のモノと600連のモノを、車両によって使い分けたり、つなげたりして使っています。
しかし、上の写真のように車内に出っ張りがあると室内全体に行きわたらせることが出来ません。
「LED一個や二個で光るといいのに・・・」
ということで、研究・検証してみました。
※なお、加工される場合は、自己責任でお願いいします。
室内灯に興味が出るまで、LEDのことを学ばなかった人間ですから、専門的なことは未だによく分かりません。その点、ご了承ください(笑)。
電気のことを調べてみると、電流は「プラス」から「マイナス」に流れると書いてあります(電子の動き方はここでは触れません。だって説明できませんから)。
テープLEDは、銅線の上にプリント基板を乗せた構造です。
よく見ると薄い線が見えるのですが、そこを電流が通るのだと思っていました。
しかし、それは間違いでした。
薄い線は、仕切り線です。
もう一度、同じ写真で確認してみましょう。
赤で記した線が、プラスとマイナスを分けている線。
黒の方はプラスの中でさらに、LEDのプラスとマイナスを分けている線です。
LED自体は左側がプラス、右側がマイナスで直列に接続している形になります。
半端に切れた部分とどこが違うのでしょうか?
よく見ると、右端にある黒い部品 (チップ抵抗 150Ω)がありません。
「抵抗? それなら持ってる。それを使えばいいの?」
試しに通電してみます (両手が塞がるので、接触させた写真が撮れません。抵抗がある線と銅線とで、通電させてみました)。
結果は不点灯。
実は何度もこの方法を試しています。
しかし知識が乏しく、原因は分からず仕舞いでした。
もう一度、よく見てみましょう。
「ん?」
「電流はプラスからマイナスに流れるんだよね?これじゃ繋がっていない。お互い独立したままだ。これでは電流が流れていかないじゃないか?」
最初の写真を見てみると・・・。
黒い部品 (チップ抵抗)が、両方を跨ぐようについているではありませんかっ!
もしかしたら、そこを繋げれば点くかもしれません。
光が見えたようで、わくわくしてきました。
デザインナイフで、両方を跨ぐように削ってみたらどうでしょう?
写真の青く印をつけた部分です。
さぁ、読みは当たるでしょうか?
赤い線が、プラスとマイナスの境目。
そこを削り取っていきます。
あまり刃を立てると、本体を切ってしまうかもしれませんので、刃を横にしながら慎重に。
削り終えました。
読みが当たっていれば、このように跨いでつなげると点くはずです。
「抵抗」がないとLEDが壊れます。
ただの銅線ではなく、「抵抗」を忘れずに使いましょう。
細かい部品ですが、もともと付いていた数字をキチンと確かめましょう。
付いていたチップ抵抗の数字は「151」。
150Ωの抵抗です。
これより大きな数字なら大丈夫なはずなので、「470Ω」なら大丈夫でしょう。
さぁ、いよいよ通電だっ!
おぉ、点いたっ!
点灯しとるべよっ!
俄然、やる気が出てきましたっ!
チップ抵抗をハンダする技術を身に付ければ、何とかなりそうだぞっ!