SHINKYOカプラー (客車3両) (Tomix)
先日、旧タイプの電気機関車のカプラー交換を終えました。
交換したのは、全てTomix製。
アーノルドカプラーを、全て密自連TNに交換しました。
ところが、私の持っている車両の多くはKato製。
カプラーに互換性はありません。
はい、勘のいい方はお分かりですね(表題にも書いてあるし)。
引かれる方、つまり客車や貨車のカプラーを「SHINKYO」カプラーに交換すれば、どちらのメーカーのモノも引くことが出来るのです。
「SHINKYOカプラー」とはどちらの会社のモノにでも対応できる、非常に便利なカプラーです。
では早速、作業に取り掛かりましょう。
用意したのは客車3両。
なぜこれらが選ばれたかと言うと、たまたま目の前にあったからです(笑)。
手前から オユ10 (Kato)・マニ60 (Kato)・オハ50(Tomix)です。
全車ともKato製の密接A、もしくは Kato N カプラーに交換してあります。
一番手前の、オユ10から手掛けていきます。
そこで、いきなり失敗。
付いていたカプラーを力任せに外そうとした結果、カプラーポケットにひびが入ってしまいました。
分かりやすいように、少し左横にずらしていますが、本来ならずらすことすら出来ないはずです。
早くもトホホ気分・・・。
取り付けは、外す時よりもスムースにいきました。
Kato製の方が、根元が少し太いのかもしれません。
しかし、ここで第二の問題発生。
画面の通り、カプラーがお辞儀をしています。
挨拶すらまともに出来ない、書き手を戒めているのでしょうか?
「う~ん、何とか出来ないもんじゃろか?」
カプラーポケットの内側を覗いてみると、何やら飛び出ている部分があるではありませんか?
もともとスプリングを付けていた突起です。
そこに再びスプリングを付けてみます。
「おぉっ! 角度が上がったっ!」
今度は、どや顔みたい(笑)。
私自身は、謙虚に過ごしましょ。
2両目は、オハ50。
Tomix製ですが、Kato製のカプラーを装着してあったものです(問題なく取り付けられますよ)。
カプラーポケットのカバーは金属製。先ほどのことがあるので、慎重に外していきます。
先ほどの苦労を、忘れるくらいスムースにことが運びました。
「よ~し、この調子で3両目もやるぞっ!」
先ほどより慎重に作業をし、何事もなくカプラーが外れました。
「もう少しだ・・・」
終わりが見え、いやがおうにも気分が高まります。
しかし、何ということでしょう。
第三の問題が発生したのです。
付けてる途中で、「SHINKYO」カプラーが分解っ。
かみ合わせが緩く、外れてしまったのです。
実は「SHINKYOカプラー」は、全体的にかみ合わせが緩いものが多いのです。
私は、保険のためにタミヤの「セメダイン」を塗布していましたのですが、それでも外れてしまいました。
「マジか・・・」
高まった気分がみるみるしぼんでいきます。
しかし、ここで諦めるわけにはいきません。
模型ではあまり使わない、接着力の強いボンドを取り出しました。
ボンドの厚みで、少々膨らんでしまいますが、強度は格段に増します。
しっかりくっついたので、再度挑戦。
マニ60は、オユ10と同じKato製なので、同じようにスプリングを取り付け、お辞儀をしないようにしました。
3両揃い踏み。
苦労した作業は、それだけ達成感もありますね(笑)。