クモニ143 メンテ&カプラー交換(Kato 434)
先日、破格値で買った「クモニ143」は
荷物を運ぶ、荷物電車です。
古いモノなのでメンテをしました。
安すぎて悪い気がしたのは私だけでしょうか?
元は、4.200円だったようですから(笑)。
まずは台車を外して、と思ったのですが、なかなか外れません。
「そうか、昔のKato製品は、屋根を外すんだっけ」
そうです、昔は屋根を外し、それから下のシャーシーを外す方式でした。
では、屋根を外していきましょう。
ここにピンセットなどの先のとがったものを入れ、こじ開けます。
ゆっくりずらしていくのですが、ちょっとコツが必要。
上手く隙間に入らないと、ボディを擦って傷つけてしまうのです。
細心の注意を払いながら・・・。
屋根を取り終えました。
ん?
ボディと一体化?
ここから開けるタイプじゃないのか・・・。
気を取り直してもう一度トライ。
しかし、なかなか外れません。
「おかしいな・・・」
屋根から開けるタイプではないので、ここから開けるはず。
怪しげな自信のもと、それでも作業を続けます。
「もしかしたら、これが邪魔してるんじゃないか?」
気になったのはライトユニットを入れるボックスでした。
このクモニ143 は両運転台ですので、左右両方にボックスが付いています(現状ではライトは付きません)。
これが台車を外す邪魔をしているかもしれません。
思った通り。
私、預言者になれるかもしれません(笑)。
ボックスを下にずらすようにしながら引っ張ると、下周り部分が台車ごと引き出せました。
「よかったぁ、取れたべよぉ~」
まずは一安心です。
オレンジ色の丸いのは、たぶんコンデンサーです。
蓄電池の役目をするもの。
もうこのような形のものは付いていないので、やはり年代物なのでしょう
(調べてみたところ、1989年ロットのようです。ほぼ、30年前ですね)。
「あれ?」
ボックス内を見てみると、ライトユニットがありません。
接触不良で点かなかったのではなく、ユニット不在のために点かなかったんですね。
「もともと付いていなかったのかな?」
そんなことを考えながら、台車をバラしにかかります。
バラしてさらにビックリっ!
何なんでしょう、この金色に光るものは?
他にも幾つか古いものがありますが、このようなモノは初めてです。
汚れているかと思いきや、吸引したゴミもほとんどなく、思ったよりキレイでした。
重ねてビックリです。
念のために、グリスを塗っておきました。
特にこの金属部分。
だって、ここからとしか思えない、キリキリっとした音がしていましたから(笑)。
グリスの量も適当。
こんなもんでしょうか?
せっかく台車を外したので、そのままカプラーの交換へと進みます。
スカート? のようなものを外すと、カプラーは普通に取れました。
う~ん、カプラーが違うだけで締まった感じがしますねぇ~。
使ったのは「Nカプラー」。
他のカプラーでもカッコいいかも。
もしかしたら、30年も箱に入っていたクモニ143。
ここが新しい我が家ですよ。