211系 2-2 ヘッド&テールLED化(東海道線色)(Kato)
前回の記事から少し時間が空いてしまいました。
あまりにも失敗が続いて凹んでいたため、書く気力が沸いてこなかったのです。
こんなことでは、とうてい人気ブロガーになれませんね(笑)。
知識がないというのは、怖いものです。
頭でっかちになってしまい、足を踏み出せないのも困りますが、感覚だけで先走ってしまうのも困りもの。
「配線が違っていたから点かなかったんじゃないか?」
乏しい知識のまま、二つのLEDと一つのCRD(定電流ダイオード)を外します。
「CRDはLEDより後に付けなければならないんじゃないの?」
と勝手に配線を替えてしまいました。
「CRDの位置はどこでもいい、ただ、電流のマイナス方向に向けて、青帯の方を付けなればならない」
上記が正しい方法です。
少し知識を増やしていれば分かることなのに、早く何とかしたい私は、失敗することを考えずに強引に事を進めてしまいました。
少し落ち着いて考えればこんな失敗はしなかったかも、と思いますが、
後悔先に立たず。
間違った配線だったので、点灯することはありませんでした。
そればかりか、何度も付け外しを繰り返しているうちに、基盤から
銅板が剥がれてしまったのです。
基盤の左上から右下にかけて斜めに色が変わっています。
そこに銅板が付いているのですが、数ミリほど熱に負けて取れてしまいました。
画面では見にくいですが、ちょうど色が変わっている辺りには銅板がありません。
銅板がなければ、当然通電はしません。
仕方なく中心辺りに穴を開け、そこに通電用に針金を入れました。
上から見るとこんな感じ。
二つのCRDの間に出ている針金は、右斜め上まで繋げてあります。
「針金」と書きましたが、使ったのはホチキスの刃。
こんなふうに再利用できるとは、思ってもみませんでした(笑)。
これで何とか、通電はクリヤーです。
試行錯誤して、格闘している私をあざ笑うかのように、集電用の部分が折れて取れました。
「何でやねんっ! こんなに頑張ってるのにっ!」
気を紛らわせようと、通電だけでも確認しようと思ったのですが、
それがまた逆効果。
何度も無理に通電させたり、電源を落とさずに通電しようとしたばかりにショートが連発。
はい、いくものLEDが、その雄姿を見せることなく生涯を終えました。
基盤から外した左のモノを筆頭に、奥のビニールに入っているモノたち全てが、その短い生涯を終えています。
「ジュっ」という音と共に、点かなくなったLEDたち。
本当にかわいそうなことをしました。
「さぁ、気を引き締めよう」
気持ちを切り替え、折れた集電部品を付け直します。
ピンバイスでキリキリ。
細いドリル刃は、気を許すと折れてしまいそう。
「よし、上手くいった」
空いた穴に取れた部品を押し込み、ハンダ付け。
基盤をボディに付け直し、点灯を確認。
しかし今回は、最後の最後まで「失敗」が・・・。
明るくキレのあるテールライト。
苦労が多かっただけに、付け替えたことに喜びを感じていました。
何とかここまでたどり着いたことに、満足感に満たされていました。
しかしその気持ちは長くは続きませんでした。
ヘッドライト、なんと「青」です。
どうやら、青色LEDを取り付けてしまったようなのです。
「もう、いいよ・・・」
あまりの結末に、書く気力はおろか、晩御飯もノドを通らない夜となったのでした・・・。